春を求めて南の大地へ(前編)【久住高原ビレッジ】

カズジェダイ

2012年05月31日 00:19

 

<2012年3月>

九州!
本州内でしかキャンプしてなかった私たちは、北海道と共に憧れの場所でした。

九州は南国だけに、夏休みだとかなり暑くなるだろうから、行くとしたらやはり春休み!?
ということで、子供の小学校の3学期終業式直後に照準を合わせました。

で、キャンプ場はどちらにするか。
その前に、まず、どこを観光するか、ルートを決めなければいけません。

九州はかなり広いです!見どころも沢山あります。

私たちの希望は、
「雄大な自然に囲まれた最高のロケーションでキャンプ出来て、
周辺に子供も楽しめる観光地があって、
温泉もあって、
グルメも充実している所」 
(笑)

そんな欲張りな願望でもぴったりマッチしそうな所がありました。
大分~熊本間の阿蘇くじゅう国立公園一帯です。

一応、大分・熊本出身の友人達に聞いてみたら、
みんな「ここは最高にいい!自分も一番好きな所」と太鼓判を押していました。

よし!その辺りでキャンプすることに決定です(笑)

行きつけのショップ店員からの情報だと、そこにはお勧めのキャンプ場が多く、最後まで迷いました。
「山鳥の森」、「歌瀬」、「高原の里」・・・。

結局私たちが下した結論は
久住高原オートビレッジ!!
強風に遭いやすいとのことですが、この手は「いなかの風」などで慣れてますし、
雄大なパノラマが見渡せるサイト&展望風呂が決め手になりました(笑)



 
 
 
家から熊本までの距離は900キロです!
行きはフェリー、帰りは陸路ですが、やはり、まだ小さな子供に長距離座ったままだときついです。

横になれるような広い空間、出来れば家族みんなが車中泊が出来る状態が理想です。
しかし、うちのノアでは、キャンプはいつも荷室ぎゅうぎゅう詰めの状態なので、そんなスペースを
作るのは全くもって無理です。


そこで、まず大容量のルーフボックスを導入。510リットルタイプ。
これで大半のキャンプ用具はそこへ入れることが出来ます。

そして、ホームセンターでパイプを購入し、二段ベッドを作成。



「自分専用のベッドが出来る!」ということで息子も手伝ってくれました(笑)




完成!
上段の部分は息子の身長ぎりぎりでした。
下段はフルフラットにし、親と娘で川の字でなんとか寝れそうです。


観光ガイドや友人の情報でいろいろ調べていくと、
今回のルート
「別府~由布院~久住高原~阿蘇~熊本」では
豊後牛、温泉パン、湯布院ロール、ガンジー牛、田楽、あか牛、ラーメン、馬刺しなど
数え切れぬほどのグルメがあることが判明。。

せっかく遠方まで行くのだから取りこぼさずに全て食べたいのが本音。
これらも無理やりルートスケジュールに取り入れ、体重急増の覚悟で出発しました(笑)




大阪南港のフェリーターミナル。

ここで別府行きのフェリーに乗ります。



「さんふらわあ」号。

 

そういえば、カーフェリーは子供達にとって初めて。
私も20年ぶり。思った以上に豪華になってました(笑)





4人個室をチョイス。両脇が2段ベッドで、液晶テレビもあります。
子連れであれば、こちらで正解ですね。
周りを気にする必要もなく、プライバシーも保ててストレスなく過ごせます


船内食堂はあまりよい評判がなく、また出発早々で無駄金を使いたくないということで
持込みで済ませました。
レストランで食べたかったのに!と子供は不満たらたらでしたが(-_-;)


船は、天候がよく、瀬戸内海を通るので、船揺れもほとんどなく、熟睡出来ました。


朝。





もう別府が見えました。

来たあ!!九州!(笑)

フェリーだとこんなに楽していいの?と思えるほど楽チンでした。






船から下りたらそのまま由布院へ。
由布院と言えば温泉です(笑)

しかし、ガイドブックで探した所、名所の由布院でも
朝からやっている所は一握りしかありません。




その中で選んだのが【由布岳温泉】

家族風呂です。
早朝ということもあり客は私たち以外に誰もいませんでした(笑)

 




家族風呂ながら内湯だけでなく露天風呂もあります。



ああ、気持ちいい!
そんなに熱くありません。家族風呂だから温度の調節が効きます。
子供は熱いのが苦手なので、この点ベストチョイスでした。

これで疲れも取れすっきり。九州キャンプ紀行のよいスタートが切れました(笑)


由布院は、手作りパンの名所でもあります。
パン好きな私たちは1つに絞ることが出来ず、3ヵ所のパン屋で購入することに(笑)


「ホームメイドベーカリー グランマ」







「アンジェ」



「パン工房 まきのや」でも購入し、
これで、おやつの分、今夜の分、翌朝の分と全て揃いました(笑)


そしてデザートも。
B-speakのPロールを無事にGET!



本州はおろか地元でも手に入れることが困難な、超人気ロールケーキ。
プレーンとチョコの2種あって、どっちがよいか迷いに迷って、結局2種とも購入(笑)

最初から、こんなに暴走して大丈夫か!と思いながら、
ちゃっかり「湯布院 金賞コロッケ」も頂きました。。(^^;)




温泉、食べ物でちょっと時間ロスしたので、由布院観光もそこそこにして、
急いで、やまなみハイウェイに向かいます。



やまなみハイウェイ
九州屈指のワインディングロード。



見晴らしの良い山々に向かって一直線に抜けたと思ったら、
丘と丘の谷間を縫ったり、とビューの変化が大きく、運転して楽しいです。
こんなに気持ちよい運転は本当に久しぶりでした。



この道路を走るだけでも、はるばる九州まで来た価値はありました!


ハイウェイの途中、目を付けていた所で昼食。

農家レストラン べべんこ
地元の間でも人気ある所だそうです。

 


「豊後牛カレー」


「豊後牛焼肉丼」



「豊後牛コロッケ定食」


豊後牛のオンパレード(笑)
しかも値段も手ごろです。

肝心のお味は・・・。

どれも美味しい!!
新鮮な牛肉の甘みがじゅわっと出ています。

これが豊後牛か~。

さすが地元民のご用達の店だけあります。




ブルーベリージュース。100%の搾りたて。
そのまま飲んでみたら、かなりすっぱく、ちょっときつかったのですが
ガムシロップをかけたら、カドが取れ、いい具合の甘酸っぱさになりました。
果肉もしっかり残ってるので、デザートを飲んでるような感覚でした。



店の外にはくじゅう連山が眺められる素晴らしい広大な庭があります。
この景色、癒されますね~。



さて次は

九重夢大吊橋へ。

長さ、高さでは日本最高の吊り橋です。




  



寒い!強烈な風が冷たいです。

早く行きましょう!




高さもかなりあり、吸い込まれそうでしたが、
橋自体は強風でもびくともせず、不安感はありませんでした。





お次はガンジーファームへ。
その前にお腹が空いたので、3時のおやつとして、B-speakのロールケーキをいただきます。



すごい!スポンジ生地がふわふわ。新鮮な卵の香りも。
生クリームはやや少なめですが、スポンジがしっとりしてるため、バランスが取れてて問題なくウマイです。


ガンジーファーム】。



ガンジー牛の乳搾り体験やファーム散策が出来たりするのだが、
時間ももう遅く、子供は熟睡してることもあり、簡単におみやげコーナーへ。






ここへ来た目的はこのガンジーソフトクリーム

すごい濃厚でおいしい!色はやや黄色めで乳脂肪も多そう。
かなりまろやかで生クリームっぽい感じもします。

東海地区はひるがの高原のソフトクリームが濃厚なのですが、この比ではありません。。
ソフトクリームがあまり好きでない妻も、もっとくれ、もっとくれと、半分食べられてしまいました(笑)

ここでは乳製品や肉製品、デザート、おみやげなどが売られており、試食も各種用意されております。
どれもこれもおいしく試食だけでお腹を膨らませることもできそうな感じです(笑)
ここではヨーグルトとバターをお買い上げ~。




夕方前、キャンプ場に到着しました。

「久住高原オートビレッジ」




ただっぴろい高原のど真ん中にありました。



しかし!!
ものすごい強烈な冷たい風が吹きまくってます!!寒い!!
他のサイトでテントを4人がかりで設営しているのが見えました。

ちょっと面倒なことになりそうだな、と思いながらもチェックイン!


妻、子供は寒すぎて外へ出たくないとのことで車内に待機。
私一人で何とかリビシェルを組立てあげます。

フレームを立ち上げる所まで来た時に、猛烈な強風が!!

リビシェルが飛ばされないよう抑えつけるだけで精いっぱいです。
風よけとして風上に車を停めてあるものの、それでも幕が飛ばされそう!

5分しがみついても、なかなか強風が収まらないので、妻にヘルプ!!
二人かがりでやっと設営を完了させました。張り綱もしっかりと必要多めに。。


こんな感じで、写真撮る余裕は全然ありませんでした(汗)


夕食は外食するつもりでしたが、久住高原コテージのレストランはもう予約で満席
周辺にも飲食店はありません。
食材だけでも、ということでスーパーへ向かいます。







綺麗!
夕日が本当に見事!
絵に残るようなシーンでした。。


車で20分かけて小さなスーパーへ。
そこにはちょうどお弁当も売られていました。
体力も気力も擦り切れてしまって、作る気も起こらなくなってたので、お弁当購入(笑)







そしてデザートはあのロールケーキのチョコ版です(笑)

カカオが効いてておいしい。
プレーンとはまた趣向が違った味です。甲乙つけがたい。。
両方食べた上で どちらか気に入ったものを1本買え、と言われてもやはり2本買うと思います(笑)



九州出発前にショップ店員の「暖房は怠らずに!」のアドバイスで、
アルパカストーブ、シュラフの予備も持ってきたのですが、それで正解でした。
あまりの風の強さに、リビシェルの規模で十分なはずのアルパカでも、なかなか温まらないほどでしたが





寝ていても、インナールームまで激しく波打ち、なかなか落ち着きませんでした。
この強風は、私たちが今まで経験してきたレベルを超えていました。
下手すると、テント全体が飛び去ってもおかしくないぐらいです。。


zzz・・・。

そして翌朝。

え?
起きた目の先には衝撃の光景が広がっていました   まさか!!




という所で、次回に続きます。(笑)










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