南の島。日食は見れたか!?(後編) 【奄美大島】
奄美大島(前編)の続きです。
半年前から、会社の仕事を調整し、航空券をなんとか確保し、用意も万全にして、ここ奄美大島へやってきました。
全ては日食を見るためです
奄美大島での日食は、
9時半に太陽が欠け始め、その欠けが徐々に進行していき(部分日食)、
11時前には太陽が完全に塞がります(皆既日食)。
皆既状態が3分半ほど続き、その後は部分日食となり、そして終了です。
しかし当日、日食目前にして、屋久島方面から少しずつ大きな雲が。。
観測出来るか危うい感じです
とりあえず、カメラには、観測用に自作したフィルタを取り付け、
世紀の瞬間の撮影に備えました。
こんなものです。
9時半!
みんな一斉に日食用フィルタ越しに太陽を見つめました。
雲がかなり増えましたが、まだ太陽は見れます。
どこが欠けてるんだ??
き、キタ〜!
上が欠けてる〜!!
子供に「欠けてるよ」と話したら「あ、ほんとだ」と確認してすぐに
日食メガネを外して、子供達と遊びの輪に入っていきました。
え?用済み?(笑)
と、
ここでとうとう、厚い雲に覆われ、完全に見えなくなってしまいました。
ああ、もう少しだったのに。。と思っていると、別荘裏から赤とんぼが一斉に飛び立ちました。
なんだ?なんだ?と思っていたら、なんか涼しくなってきたような。。
辺りも少し暗くなり、夕方っぽくなりました。
いよいよ雲の上で皆既になった?と思っていたら、またさらに暗くなっていきます。
本当の夜になりました!
さすがに子供達も足を止めてビックリ
道路の警備員達も空を見上げていました。
予想を超えた現象に鳥肌が立ってしまいました。太陽の最期はこんな感じだろうか。。
この3分半はあっという間でした。
急に明るくなり、そして夏の暑さに戻り、何事もなかったかの様に普通の昼間になっていました。
ダイヤモンドリングこそ確認出来ませんでしたが、暗闇の体験だけでも、
本当に奄美まで来た甲斐はありました。
大感激です!
翌日は奄美名物の
泥染めの体験をしました。
【泥染公園】
Tシャツなど染めたい衣類に、まず模様の形に紐を強くしばりつけて、液が染まらないようにします。
木からでた液と定着液に何回も交互に染み込ませ、そして田んぼの泥で洗い落とします。これを2セット繰り返しました。
我々は大人数の為、全部終えるのに6時間以上かかってしまいました。
肉体的にも
ハードでした
苦労のしがいがあって(?)なかなかよい出来になりましたよ
やはり日食デザインが多いですね(笑)
どこから情報を聞きつけたのか、地元の新聞記者が来て、
我々のグループを取材してましたよ。
その記事がこちら↓
珍しいトンボです。
翌日はキャンプ場のオプションの
沢歩きに参加しました。
(カヌー体験もついていたのですが、子供が小さい為断念です。残念!)
広大な川でのんびり。
本州では絶対に味わえない
素晴らしいロケーションでした。
このほとりでキャンプをしてもよさそうな感じです。
でも、やはりハブが怖いですね。ここで死にたくはありません(笑)
あらゆると新鮮な体験をさせてもらった奄美大島。
まあ、再訪はないでしょうが、大変よい思い出となりました
次回は2035年9月2日(日)に北陸〜信州〜北関東で皆既日食が観測出来るようです。
今度こそテント構えて「日食キャンプ」したいですね!!
でも25年後か。。(苦笑)
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