気持ちよい夜明けでしたが、テントの結露がすごいです。
草の朝露で、我々の靴はすぐびっしょりに。
長靴が必要でした!
まず、手を消毒して、牛舎に入ります。
おびただしい数の牛が一斉にこちら側を見ました。
加害を加える動物ではないのですが、やはり巨大な生き物。
迫力を感じて一瞬後ずさりしましたよ(笑)
ここで産まれた可愛い仔牛。
後で売られるとか。
ホルスタイン牛や黒牛など売価金額をリアルに聞かされ、複雑な気分に。。
牧場経営はやはりビジネスです。マネーに敏感でないとやってられません。
至極当然のことであり、仕方ないことですが、家畜に感情を持ってはいけないんでしょうね。
オーナーより、
牧場運用について、牛飼育について、牛乳生産のしくみなど
子供向けにわかりやすくゆっくりと説明してくれました。
意外とここは牛糞臭くなく、またハエなど害虫も少ないことから
定期的な清掃など衛生面のメンテナンスがきちんと出来ていることがわかります。
だから、安心しておいしい牛乳が飲めるんだなと
毎日、牛の健康状態をチェックし、しっかりと身周りの世話をして、
異変が起きれば、すぐかけつけたりという24時間体制。。
これは本当に頭が下がります。
ゆっくり旅行なんかも出来ない。。
オーナーさんも休みが欲しいと漏らしておりました。。汗
乳搾り。
搾るコツを教わります。
子供達は初めての経験、最初なかなか搾れなかったのですが、
要領を掴んだら楽しそうに乳を出してました。
ピュッ!ピュッ!楽しい!
エサ与えたり、仔牛にはミルクを飲ませたりしました。
体験は1時間ほど。
その後、搾りたての牛乳をサイトまで運んでくれました。
今朝搾りたてのミルクを殺菌消毒したばかりのホットミルクです。
やわらかくて甘い~
乳臭くなく、これなら牛乳嫌いの人でも飲めそうです。
テントサイトの唯一の遊具です。
ツリーハウスの方には専用ブランコの他滑り台もあります。
朝食を済ませたら、観光へ繰り出します。
上士幌方面に向かう途中、
【カントリーファーマーズ 藤田牧場】を発見。
三部ファームと同じく『スノーピーク・スローキャンプフィールド』でこちらは1日3組限定。
ゴルフ場みたいな綺麗に整備されてた芝生が広がってました。
ワイルド感は控えめでしたが、開放感はこちらも抜群でした!
しかし、なぜかこちらは
スノーピークのテント、ゼロでした(笑)
【士幌高原 ヌプカの里】 に到着。
十勝平野が眺められるビューポイントとなってます。
北海道の雄大さ、ここでも感じることができました!
遊具があり、子供も楽しく遊んでました。
それがここに来た目的でもありました!
ここにもキャンプ場があります。
最初、ここで泊まることも検討しましたが、
強風を受けやすい所であり悪天候だと大変になりそうとのことで、三部ファーム連泊で落ち着きました。
たった1組でした。
ちょうど風もなく、本当気持ちよさそうでした(苦笑)。
お昼は
帯広市へ。。
帯広といえば、そう、豚丼!!(笑)
【元祖豚丼のぱんちょう】。
メニューは、下から、松、竹、梅、華があり、
我々は子供とシェアすることもあって最上級の「華」を注文!(笑)
さすが、すごい肉の量です!
味は、う~ん。本格的!
分厚い肉もやわらかく、たれも歴史を感じさせるシンプルで奥深い味。
昨日食べた花畑牧場のホエー豚丼も美味しかったのですが、残念ながら、ここに軍配です。
「元祖」の名はダテではありません(笑)
幸せ~
帯広に来たならば絶対にこれを食べておかないとホント後悔しますね~。
昔、ここで食べたことのある妻の、全く言う通りでした(笑)
続いて、
【六花亭本店】へ。
ここでした食べられないデザートを頂きました。
安くておいしい!
乳製品においてはまさしく北海道、ハズレなしですね!(笑)
名物バターサンドは買わなかったのですが、今思えば買っときゃよかったかも。。
本場の花畑牧場の生キャラメルがおいしかったので、作りたてのバターサンドも違う味?
かなり後悔です!(笑)
子供のストレス発散に
【十勝エコロジーパーク】へ。
観光スポットではないですが、
ふわふわドームがあることで行ってみました。
その他に特筆するようなものはなく、車のナンバーから見ると道民ご用達の公園のようでした。
子連れの長期旅行。
1日に最低1回は必ず子供が楽しめるプレイスポットへ、を念頭にスケジューリングしました。
大人は観光・グルメだけで十分ですが、体力旺盛な子供は遊べる場を与えないとぐずります。
子供においては
遊ぶのが仕事ですから(笑)
楽しそうです。
ここへ来てよかった!
室内でも遊べるスペースがあります。
どんな天候でも安心していけますね!
すぐ近くの
十勝川温泉へ。
世界でも珍しいモール温泉。植物性の有機質を含んだ温泉で『北海道遺産』として指定されています。
観光案内所で、コインランドリーがある所を紹介してもらったのがここでした。
【ホテル大平原】。
なんと滑り台付き。レジャープールにあるウォータースライダーレベルの本格的なやつでした!
水着でなくすっぽんぽんなので摩擦の抵抗もなく、一気に滑り落ちます。
怖すぎて息子は1回で退散でした!(笑)
温泉の色は茶色(黄金色)で、ほどよくツルツル。香りもよく、精神的にリラックス出来ました。
翌日。
雨でした。。
でも、これから撤収して、東へ行かなければなりません。
小雨になった合間に急いで片づけ。
テントもグショグショのまま持っていきます。
続けてキャンプなので、インナーテントさえ濡れてなければ何も問題ありません
三部ファーム キャンプフィールド。
到着時のブヨの襲撃には閉口しましたが、2組限定だけに広く贅沢に過ごせました。
街から近く、コンビニで買い物など不便さはありません。
オーナー夫妻も親切にしていただき、アットホームな感じで、まったりできました。
ピザもかなり美味しく、これは絶対食べておくべきですね。
次来ることあればツリーハウスに泊まってみたいです(笑)
帯広から2時間かけて
釧路へ。
【和商市場】。 ここでお昼です。
もちろん食べるのは
勝手丼です。
白いご飯が入った器を別どころで購入し、
食べたい魚介をあれこれ注文すると、店員さんが、器にきれいに盛ってくれます。
中トロ、イクラ、ウニ、極上サーモン。。
せっかく、ここまで来たので、遠慮せず
高級ネタをどんどん頼みます(笑)
これで約1300円。
高いのか安いのか(笑)
さすが新鮮!美味しい!
当然ながら魚特有の臭みも全然なく、するっと喉を通っていきます。
脂も乗っていて、もう
至福の極みです!
この辺りに住んでいる人、本当にうらやましすぎです(笑)。
デザートに夕張メロン。
糖度がすごい!
本州ではこれより甘いメロンに出会ったことありません。
本当に贅沢なひとときでした。ありがとう(笑)
【釧路市こども遊学館】。
これは最初からスケジュールに組んでいたものであり、
たまたま悪天候にこの室内娯楽施設。
ラッキーです!
エントランスに入って、すぐ目についたのは巨大な砂場。
室内に砂場。これは斬新!
子供も珍しい!珍しい!と連呼してました(笑)
網にやじ登ったり、
人型を取ったり(笑)、
シャボン幕に閉じ込められてみたり、と楽しみました。
建物中央は巨大な吹き抜けになっていて周囲を螺旋階段。
愛知のモリコロパークの児童総合センターも同じような構造でした。
なんと湿度が91%!!
90%台は生まれて初めて見ました(笑)
確かに外は霧もやがすごかったです(笑)
向こうが霞んで見えません。
そして、
釧路湿原へ。
晴れれば展望台まで上るつもりでしたが、今回は時間もなく車から眺めるだけ。
う~ん、これはやはりリベンジしたい所ですね(笑)
夕方、たどり着いた先は屈斜路湖。
【和琴半島湖畔キャンプ場】。
なかなか良い眺め!
しかし、サイトはかなりの混雑状態です。。
まさしく難民キャンプ!
う~ん。。
場内の案内人が言うには、「大丈夫ですよ、張れるスペースありますよ」 とのこと。
でもこんな雰囲気じゃキャンプする気になれません。
しかし、到着が遅かった為、他のキャンプ場を探す時間もなく、また雨足も強くなりそうなので、
あきらめて空いている所へ設営することにしました。
一晩寝るだけだし。
湖側はぎゅうぎゅう詰めなので、山側へ。
木々の間をぎりぎり設営。
テントが小型のアメドでちょうどよかったです。
前室のテントフレームの形がいびつなのは、
三部ファーム滞在中に、突然フレームがポキッと逝ったからです。
疲労骨折なのか、外から帰ってきたら自然に折れててました。
フレームパイプの継ぎ目ではなく、パイプ真ん中から裂けてました。
こんなことってあるのでしょうか?
とりあえず、当て木としてソリステをテーピングして、応急処置。
その後SP本社へ入院。結果、無償修理扱いとなりました!
テント設営を終えようとした所、水を被ったような激しい豪雨が!
危なかった~。
判断を間違えてたら全身ずぶ濡れになってたことでしょう(笑)
夕食はレストランへと思いましたが、どこにもなく諦めてコンビニへ。
赤飯を購入。
赤飯の小豆、北海道は本当に甘納豆だったんですね。
TV番組「ケンミンショー」で言ってたことは本当でした(笑)
さて、温泉。
こんなぎゅうぎゅうの雰囲気で泊まるんだから、風呂だけはゆったりした綺麗な所に入りたい。
と妻のリクエスト。
時間も遅いし、こんなんあるかなあと思ってスマホで検索。
ありました、ありました。
屈斜路プリンスホテル(笑)。
さすがミシュランガイドに載った一流ホテルだけのことはあって、サービスも雰囲気も最高!!
気持ちよく温泉に浸かることが出来たので、テントに戻ったら即就寝したのは言うまでもありません(笑)
和琴半島湖畔キャンプ場。
湖の眺めが気持ち良さそう!とあまり調べずに、行ってしまったのですが、
予想を超える難民キャンプ状態でした。
前日までの三部ファームがかなり気持ちよすぎただけに、かなりの落差、ショックも大きかったです
でも、この経験は、北海道のキャンプ場のチョイスの難しさを知るよい機会になったと思います。
今回は雨で、摩周湖もお流れになったわけだし、もうこの地域に関しては
リベンジしないと気がすみません。
しかし、なかなか行けない北海道。果たして
いつになるだろうか?(笑)
第3章に続く。
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