2012年08月30日
<2012年8月>
遂に行ってきました北海道!
3年前、キャンプを初めた時から、北の大地でキャンプをすることは大きな夢であり、家族の憧れでもありました。
キャンプの経験を積み重ねて自信を蓄えると共に、子供達が長距離ドライブに耐えられるようになってきたので、
昨年末からコツコツと計画、準備を進めていきました。
狭い1BOX車の中で家族4人が横になって寝られるようにと、二段ベッド作成。
その際の荷物の置き場所として、大容量のルーフBOXを導入。
今回の北海道は、よりハードな周遊ドライブになることを懸念して、
テント泊に加え 車中泊も出来るよう調整を進めました。
そして、春に行ってきた九州キャンプ、実は、このスタイルで快適に車中泊出来るか 予行演習の意味合いも
あったのでした(笑)

しかし北海道は、九州と違って 本州と陸路が繋がっておらず、マイカーで行くにはフェリー以外に
手だてがありません。
またお盆休み期間の切符は入手が困難でプラチナチケット化してるとのこと。
覚悟を決め、早朝、チケット販売店へ開店2時間前に並んだり、深夜 PCのインターネットに張り付いたりして、
なんとか往復とも希望通りのチケットをGETすることができました!


フェリーの便が決まったら、次は 観光ルートの選定です。
家族のリクエストを集めると、
札幌ラーメン、函館寿司、旭山動物園、宗谷岬、知床、網走刑務所、美瑛、富良野、十勝ソフト・・。
きりがありません(笑)
子供は初めて、親は十何年ぶりの北海道だから無理もないのですが、滞在期間は1週間。
全てを回リつくすのは無理です。
フェリー発着が苫小牧であることを勘案し、今回は道東・道北に絞ることにしました。
そして、子供も小学生になったことだし観光内容を把握しておいた方がより楽しめるということで
簡単なしおりも作成~(笑)

準備も整ったことで、いよいよ出発!!
フェリーは敦賀から。新日本海フェリーで苫小牧東港へ直行です。



しかし、乗船開始は夜0時。 二人の子供はすでに夢の中です。
同行者はそのまま車と一緒にフェリーに入ることは出来ず、別の乗客専用のタラップから。
重い! 荷物と共に子供を背負いながら、港ターミナルのエスカレーターを上り、
タラップを渡り、広い船内を歩いて、船室のベッドまで運ぶのはかなり大変でした。
出発早々、こんなきつい目にあうとは思いもしませんでした(笑)

船は、今年6月にデビューした新型すずらん。船内はどこもかしこもピカピカでした!


今回は4人用個室を予約。
2段ベッドに、テレビ、トイレ、洗面所、机が付いていました。
ちょっと値が張りましたが、プライバシー確保されてるおかげで、
我が家のように、お菓子食べまくり、TV見まくり、と周りを気にせずゴロゴロできました(笑)

TVはずっとオリンピックを映しっぱなしでした。
吉田選手三連覇!!のニュースも海上で(笑)

海はずっと穏やかで、目覚めも心地よいものでした。




映画館はなかなか立派なものでした。
座って見てると、船に乗っていることを忘れます(笑)

レストラン。
新しい船だからどうだろう。
しかし残念ながら、味は最近の高速PAのレストランレベルには全然及びませんでした。
う~ん、こんなものなのかな。。

リビングで、ビンゴ大会、そしてジャグリングが行われてました。
京都大の学生さん。
見事なパフォーマンスに沸いていました。

風呂。
なんと露天風呂もついてました!
丸裸で揺られながら雄大な海原を眺める。。なかなか新鮮でした(笑)

夜8時前に無事に苫小牧へ。

ついに着きましたよ!ほっかいどう!!(笑)
でもフェリーだと本当にあっけないものです。
個室もかなり居心地よかったので、部屋から出るのが惜しいぐらいでした(笑)
しかしながら、この時間。キャンプ場へ今から行けるわけもないので、
車中泊出来る所まで車を走らせます。
日高方面へ。
真夜中の 馬一匹さえいないサラブレッド街道を通り抜けて、
えりも岬手前の【道の駅みついし】へ到着~。
あいにくの雨でした。
さっさとベッドを支度し、(荷物が多いこともあり、なかなか大変)
明日は止むことを祈願して就寝~。

翌朝。
なんとか雨は止んでくれました。


道の駅の裏側がキャンプ場になってました!
道路側からは隠れるようになっており、昨夜の到着時は真っ暗で気付きませんでした。
「三石海浜公園オートキャンプ場」。
区画は満サイトのようでした。

えりも岬へ。

【風の館】。
ここは野生アザラシが目視で観察できるのがウリでしたが、
大量の霧に包まれ今日は何も見えず。。

受付では、観察出来ない代わりに、無料再入場券を配布してました。
有効期限6か月なので、私においては役にたたず~。
そうそう簡単に来れる所ではありません(笑)
風体験コーナー。

風速25mの風とはどの位なのか。。

想像以上の強さでした!
まじでヤバいです。
顔がへしゃげ、目もまともに開けてられません。
風速10m以上の風の吹く日が、年間290日以上もあるえりも岬。
この風速25mも日常茶飯事とか。
ちょっと怖すぎです。キャンプさえも出来ません。。
というわけで、早々に引き揚げましょう!

公共施設に似つかわしくない萌えイラストがひっかかりました(笑)

お昼も近く、腹の虫が鳴ろうとした所に、中札内の【花畑牧場】に到着。


施設見物は後回しにしましょう。腹が減っては戦が出来ません(笑)

噂のホエー豚丼!
本州では一度も食べたことがなく、お初です。

お肉が柔らかい~。
たれも甘め。
値段も観光価格って感じでちょっと割高でしたが、
コラーゲンスープもかなり美味しく、私たちとしては満足でした

腹ごなしに工場を見学~。

生キャラメル工房。
両手を交互に使いながら、60分間ずっとヘラで掻きまわさないと、すぐ焦げ付いてアウトだとか。
見た目にもかなり大変そう。
私がやったらすぐ腕がパンパンになってリタイア確実です(笑)

ラクレット工房。チーズの一種。
これを作る際に出てくる水分(ホエー)には、豚の肉を柔らかくさせる効用があるとのこと。
豚の飲用水にさせることで ホエーの処分の手間が省ける、という一石二鳥!
これを発案した人はさすが!ですね。
本州でも容易に手に入るようになりつつある生キャラメル。
でもせっかく本場に来たから買いました(笑)

本店限定の濃厚バージョンと通常バージョン。
濃厚バージョンの方は、ハチミツなども加わってるとのことで、こってり甘め。
でもまろやかで美味しい!ここ限定にしとくのが惜しいぐらい。。
意外だったのが通常バージョン。
今まで買っていたのとちょっと違う味でした。
乳のクセが全くなく、みずみずしく透き通るような感覚の味。
乳製品であるからに鮮度がカギでしょうか。
生クリームケーキは作りたてが一番美味しいというのと一緒の理論ですね!
ソフトクリーム。


やはり北海道は濃厚ですね!
ミルク感たっぷり。
最高!!
さっき見学したラクレットのチーズを食べてみたく、ピザも注文。

あれこれ食べて、大満足です

思ったより食べ物がいろいろありすぎて、花畑牧場の予定滞在時間をオーバー(笑)
次は、幸福駅へ。


廃線になって久しく、周りには土産店が並んでおり、完全に観光地化しています。
駅舎の中には無数の名刺がずらり。
あそこ、どうやって貼ったんだ?と思う所にも(笑)


そして、いよいよキャンプ場へ。
場所は帯広近くの鹿追町の
【三部ファーム キャンプ場】。
スノーピーク公認のスローキャンプフィールドです。
1日2組限定!
前からスノーピークHPを見ては一度泊まってみたかったキャンプ場でした。

ここはツリーハウスがあることでも有名です。


広い敷地内に自由に張っても良いとのことでしたが、
やはりブランコのある巨木の隣りにしました。

もう1組も同じ巨木のそばでした。
キャンプ場のシンボルツリーとも言えるこの巨木。
なのでそこに集まるのも自然の成り行きでしょう(笑)

オプションメニューのピザ作りです。

予め用意された生地を、丸く伸ばし、具材をドッピング。
一枚はトマトソース、もう一枚はカレーバーベキュー味でした。

ピザはやはり専用のピザ窯で焼くに限りますね。
ダッチオーブンでも美味しいのですが、やはり水分のとび具合や焼け目など、やはり専用の窯が上手です。


おまけに焼きたてパンも頂きました。

昼間は25度前後で涼しく、夜も20度で寒くはありません。
理想的な気温です。
冬は違うでしょうが。。(笑)

温泉は車20分の「くったり温泉」へ。
ん?何か目が光ってるぞ!

野生のキタキツネでした!
しつこいですが、やっぱ、ここ北海道ですね(笑)

本日は、本当、贅沢な一日でした。
美味しいものを沢山食べ、いろいろ体験し、そしてこの素晴らしい眺め。。
幸先よいスタートを切った北海道キャンプ。
この先、どんなことが待ち受けてるのか?
無事予定通り回れるのか?
シュラフの中で、期待と不安を入り混ぜながら。。
でも、深い眠りにつくのはあっという間でした(笑)
第二章へ続く。
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